2006年04月18日

ローレライ伝説

『Die Lorelei』

誰もが知っている「ローレライ」の歌。
ライン川に黒々とした低い岩山突起全体が見えてくる。
それが有名な「ローレライの岩」。ドイツでライン川を下ったり、もしくは電車に乗った方なら見覚えがあるはず・・・。
私たちも電車の車窓から「ローレライの岩」見ました。

ローレライは非常に硬い岩の塊りでライン川はこれを浸食する事が出来ず、急に向きを変え、川幅は110メートルあまりに押し狭まれて、激流をなす難所。昔は水中に岩礁がたくさんあり、船頭達はカンと経験を頼りに激流に舟を進めたようですが、夕日がローレライの岩を赤く染める頃には川面にも夕日がきらめいて船頭の目測を狂わせ、岩礁に乗り上げて難破することが多かったようです。
またローレライのの絶壁では不思議なエコーが生じ、「魔性の者が岩の上から呼びかけてくる」と、昔から船頭たちに恐れられていたらしいです。

夕映えのころになると美しい乙女が岩の上に立ち、白い衣を風になびかせながら、黄金の櫛でブロンドの髪をすき、美しい声で歌いかけ、船頭を迷わせ、岩礁に乗り上げさせると言う「ローレライ伝説」が生まれたようです。

さて、このローレライの歌、ハインリヒ・ハイネの歌詞にジルヒャーが作曲。
日本で知られる歌詞は・・・
なじかは知らねど、心わびて、
昔の伝えはいとどみにしむ
わびしく暮れゆくラインの流れ
入り日に山深くはゆる・・・

簡素化されているこの歌詞に対して、実際の原詩は・・・、

わが心かく愁(うれ)わしき その故をみずから知らず。
いと古き世の物語、我が思う事繁(しげ)し。

夕さりて風はすずしく 静かなりライン河。
沈む日の夕映えに 山の端は照りはえつ。

巌の上にすわれるは うるわしき乙女かな。
こんじきに宝石(いし)はきらめき、こんじきの髪梳(す)く乙女。

金の櫛、髪を梳きつつ 歌うたうその乙女、
聞ゆるは、くすしく強き 力もつその歌のふし。

小舟やる船びとは 歌聞きて悲しさ迫り、
思わずも仰ぎ眺めつ。乗り上ぐる岩も気づかず。

舟びとよ、心ゆるすな、河波に呑まれて果てなん。
されどああ歌の強さよ、甲斐あらず舟は沈みぬ。
・・・・片山敏彦 全訳

また、この詩には深い寓意がこめられていて、ローレライの伝説にことよせて報われぬ恋に、そうとは知りつつ身を破滅させてしまう男の人の悲しみが歌われているようです。

参考:ドイツものしり紀行/紅山雪夫・著



posted by エルベ at 22:48| ☀| Comment(4) | TrackBack(0) | ミュージック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
Yさんへ
昨夜は楽しい時間を過ごさせて頂きありがとうございました。
それと、エルベのウィンナーは本当においしいですね!
ウェイターさんは、芸能人のようでカッコイイ方ですね。でも意外と茨城訛りだったりして?とてもいい味をだして、まるでスモークビールのようでした。
また、近いうちにお邪魔させていただきます。
Posted by HM at 2006年04月19日 08:49
ご来店いただきありがとうございました。ラオホ・メルツェン(スモークビール)、気に入っていただけたようで!?ありがとうございます。ムフフ・・・。(深い意味はありませんよ〜笑)。期間限定なので、また是非!お待ちしております。
それからエルベのソーセージはマイスター(職人)が造る逸品ですから・・・。お仲間同士で楽しい夜を、エルベでどうぞ!!
Posted by 管理人 at 2006年04月19日 14:15
Yさんへ

来週またお伺いします。
また、ちがったビールを味わいたいと思います。
料理も楽しみにしています。
今度は仕事を忘れて一緒に飲みませんか?
楽しみにしています。
Posted by HM at 2006年04月21日 17:49
HM様>ご来店ありがとうございます。ビールのお味はいかがでしたか?5月は「季節限定ビール」の登場です。アルコール分7.2%と高めですが、仕事の疲れを癒しにまたエルベへどうぞ!お待ちしております。
Posted by 管理人 at 2006年05月02日 16:44
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